問1日本におけるメタボリックシンドロームの診断で、必須項目とされているのはどれか。
- a脂質異常
- b高血圧
- c高血糖
- d内臓脂肪蓄積(ウエスト周囲径)
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正解:d. 内臓脂肪蓄積(ウエスト周囲径)
日本の診断基準では、内臓脂肪蓄積(ウエスト周囲径 男性85cm以上・女性90cm以上)が必須項目で、これに加えて血圧・血糖・脂質の3項目のうち2項目以上を満たすと診断される。内臓脂肪蓄積を上流の病態と位置づけている点が特徴である。
健康運動指導士の「健康づくり・生活習慣病」分野の練習問題です。「答えと解説を見る」を開くと正解と解説を確認できます。フィットネスジム店長の熊太郎が作成。4択の演習モードで解きたい方は健康運動指導士のドリルへ。
正解:d. 内臓脂肪蓄積(ウエスト周囲径)
日本の診断基準では、内臓脂肪蓄積(ウエスト周囲径 男性85cm以上・女性90cm以上)が必須項目で、これに加えて血圧・血糖・脂質の3項目のうち2項目以上を満たすと診断される。内臓脂肪蓄積を上流の病態と位置づけている点が特徴である。
正解:c. 40〜74歳
特定健診・特定保健指導は、メタボリックシンドロームに着目した制度で、40〜74歳の医療保険加入者を対象とする。リスクの程度に応じて「動機付け支援」と「積極的支援」に階層化される。
正解:b. 骨格筋の糖取り込みを高め、インスリン感受性を改善する
運動は骨格筋でのグルコース取り込みを促進し、インスリン感受性を改善することで血糖コントロールに寄与する。効果は運動後しばらく持続し、有酸素運動とレジスタンス運動の併用が推奨される。
正解:c. 収縮期140mmHg以上 または 拡張期90mmHg以上
診察室血圧では収縮期140mmHg以上または拡張期90mmHg以上を高血圧と定義する。高血圧は脳卒中・心疾患・腎障害などの危険因子であり、減塩・減量・運動などの生活習慣修正が治療の基本となる。
正解:c. LDLコレステロール
LDLコレステロールは血管壁に沈着して動脈硬化を促進するため「悪玉」と呼ばれ、高値が脂質異常症の診断項目となる。一方HDLコレステロールは末梢から余分なコレステロールを回収する「善玉」で、低値が問題となる。
正解:c. 過去1〜2か月
HbA1cは赤血球中のヘモグロビンとブドウ糖が結合した割合を示し、赤血球の寿命を反映して過去1〜2か月の平均的な血糖状態を表す。食事直前の一時的変動の影響を受けにくく、長期的なコントロールの評価に用いられる。
正解:c. アディポサイトカイン分泌異常のため
内臓脂肪は、インスリン抵抗性や血圧上昇に関与するアディポサイトカイン(TNF-αなど)の分泌異常を起こしやすく、糖尿病・高血圧・脂質異常症を併発させやすい。一方で内臓脂肪は食事・運動による減量で比較的減りやすいとされる。
正解:c. 定期的な有酸素運動は降圧効果をもたらす
定期的な有酸素運動には収縮期・拡張期血圧を低下させる降圧効果があり、軽症高血圧では生活習慣修正の柱となる。ただし重症高血圧では運動前に医学的評価が必要であり、適切な強度設定が前提となる。
正解:c. インスリン抵抗性
内臓脂肪蓄積を背景としたインスリン抵抗性が、高血糖・脂質異常・高血圧を連鎖的に引き起こす共通基盤と考えられている。これが動脈硬化性疾患のリスクを相乗的に高めるため、上流での是正(減量・運動)が重視される。
正解:a. 対象者の健康状態を把握し、必要時は医療機関と連携する
健康運動指導士は医行為を行わず、対象者の健康状態・既往歴・リスクを把握したうえで安全に配慮し、必要に応じて医師・医療機関と連携することが求められる。診断や処方は医師の業務であり、安全管理を最優先する姿勢が基本である。
正解:c. 食物繊維の摂取を増やす
生活習慣病予防では、野菜や食物繊維を十分にとり、総エネルギー摂取量を適正に保つことが基本となる。減塩や飽和脂肪酸の摂取制限も推奨され、極端な絶食はリバウンドや栄養障害の原因となり推奨されない。
正解:b. 高血圧・脂質異常症・糖尿病・喫煙
高血圧、脂質異常症(特にLDLコレステロール高値)、糖尿病、喫煙は動脈硬化を進行させる代表的な危険因子であり、これらが重なると心筋梗塞や脳卒中のリスクが相乗的に高まる。これらの是正が生活習慣病対策の中心となる。
正解:b. 男性 85cm以上、女性 90cm以上
メタボリックシンドロームの診断や特定健診における内臓脂肪蓄積の基準として、腹囲は男性85cm以上、女性90cm以上が用いられる。これは内臓脂肪面積100cm²に相当する目安とされ、女性は皮下脂肪が多いため基準値が高く設定されている。
正解:d. 脂質・血圧・血糖の3項目のうち2項目以上に該当
日本のメタボリックシンドロームの診断基準では、腹囲が必須条件であり、それに加えて高トリグリセライド・低HDL(脂質)、高血圧、高血糖の3項目のうち2項目以上を満たすと診断される。腹囲が必須で他は2項目以上という構造を押さえることが重要である。
正解:d. 110〜125 mg/dL
空腹時血糖値が110〜125mg/dLは境界型(空腹時血糖異常)とされ、糖尿病予備群に位置づけられる。126mg/dL以上は糖尿病型、110mg/dL未満(おおむね100未満)が正常型である。空腹時血糖126mg/dL以上は糖尿病診断の重要な基準値として頻出する。
正解:a. HbA1c(ヘモグロビンA1c)
HbA1cは赤血球中のヘモグロビンにブドウ糖が結合した割合を示し、赤血球の寿命を反映して過去1〜2か月間の平均血糖状態を表す。採血時の食事の影響を受けにくいため、糖尿病の診断や血糖コントロールの長期評価に広く用いられる。
正解:d. LDLコレステロール
LDLコレステロールは末梢組織へコレステロールを運ぶ働きを持ち、過剰になると血管壁に蓄積して動脈硬化を促進するため「悪玉」と呼ばれる。一方HDLコレステロールは余分なコレステロールを回収する「善玉」とされ、低値は動脈硬化のリスク因子となる。
正解:b. 収縮期140mmHg以上 または 拡張期90mmHg以上
診察室血圧では収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上が高血圧と定義される。家庭血圧ではこれより低い135/85mmHg以上が基準となる。高血圧は脳卒中や心疾患、CKDなどの重大な危険因子であり、減塩や運動などの生活習慣改善が基本となる。
正解:d. 粥状(アテローム)動脈硬化
粥状(アテローム)動脈硬化は、LDLコレステロールなどが血管内膜に沈着しプラーク(粥腫)を形成して内腔を狭くするもので、心筋梗塞や脳梗塞の主因となる。比較的太い動脈に生じやすく、高脂血症・高血圧・喫煙・糖尿病などが危険因子となる。
正解:c. GFRと尿蛋白
CKDの重症度はGFR(糸球体濾過量、推算値eGFR)による腎機能の段階と、尿蛋白(アルブミン尿)の程度を組み合わせて評価する。GFR60mL/分/1.73m²未満または蛋白尿などの腎障害が3か月以上持続する場合にCKDと判断され、心血管疾患の危険因子でもある。
正解:a. 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、明らかな飲酒歴がないにもかかわらず肝臓に脂肪が蓄積する病態で、肥満・糖尿病・脂質異常症など生活習慣病と密接に関連する。一部は炎症や線維化を伴うNASHへ進行し、肝硬変や肝がんのリスクとなる。
正解:c. 情報提供・動機づけ支援・積極的支援の3区分
特定保健指導では、腹囲や追加リスク(血糖・脂質・血圧・喫煙)の数に応じて対象者を階層化し、リスクの低い順に情報提供、動機づけ支援、積極的支援に区分する。積極的支援は最もリスクが高く、継続的・複数回の支援が行われる。
正解:b. 空腹時血糖高値
脂質異常症はLDLコレステロール高値、HDLコレステロール低値、トリグリセライド(中性脂肪)高値などの脂質の異常で診断される。空腹時血糖高値は糖代謝異常(糖尿病)の指標であり脂質異常症の診断項目ではない。各検査値がどの病態を示すかを整理することが重要である。
正解:b. 内臓脂肪 → 動脈硬化 → 心筋梗塞・脳卒中
メタボリックドミノの考え方では、上流の内臓脂肪蓄積がインスリン抵抗性を生み、高血糖・脂質異常・高血圧といった危険因子が重なり、やがて動脈硬化が進展して心筋梗塞や脳卒中などの重篤な疾患へ連鎖していく。上流での生活習慣改善が下流の重大疾患予防に効果的とされる。
正解:c. eGFRと尿蛋白(尿アルブミン)
CKDの重症度はeGFR(GFR区分G1〜G5)と尿蛋白・尿アルブミン(A1〜A3)の2軸で評価し、両者を組み合わせて末期腎不全や心血管リスクを層別化する。血糖や血圧はCKDの原因・増悪因子ではあるが、ステージ分類そのものの軸ではない。
正解:c. インスリン抵抗性
NAFLDは飲酒歴がない(あるいは少量)にもかかわらず肝に脂肪が蓄積する病態で、肥満・2型糖尿病・脂質異常症などインスリン抵抗性を背景とするメタボリックシンドロームと密接に関連する。生活習慣の改善による減量が基本的な対応となる。
正解:b. 7.0 mg/dL を超える
高尿酸血症は性別を問わず血清尿酸値が7.0 mg/dLを超える状態と定義される。これは尿酸塩の溶解度の上限に基づく値で、これを超えると関節などに尿酸塩結晶が析出しやすく、痛風発作や尿路結石のリスクが高まる。
正解:b. 第1中足趾節関節(足の親指の付け根)
痛風発作は第1中足趾節関節(足の親指の付け根)に最も多く生じ、突然の激しい疼痛・発赤・腫脹を呈する。末梢で温度が低く尿酸塩が析出しやすいことが一因とされ、この部位の発作は痛風を強く示唆する。
正解:b. 骨密度測定(DXA法)
骨粗鬆症はDXA(二重エネルギーX線吸収測定)法による骨密度測定が標準的な評価法で、若年成人平均値(YAM)に対する割合で判定する。脆弱性骨折の有無も診断に重要であり、適度な運動や適切なカルシウム・ビタミンD摂取が予防に寄与する。
正解:b. 血清フェリチンとヘモグロビンが低下する
鉄欠乏性貧血では体内貯蔵鉄を反映する血清フェリチンが低下し、ヘモグロビンも低下して小球性低色素性貧血を呈する。月経のある女性に多く、鉄を多く含む食品の摂取や原因疾患の検索が対応の基本となる。
正解:c. HDLコレステロール
HDLコレステロールは余分なコレステロールを回収する働きを持ち、低値(40 mg/dL未満)が動脈硬化のリスクとなるため「低いこと」が異常とされる。一方、LDLコレステロールや中性脂肪は高値が異常で、運動はHDLを上昇させる効果が期待できる。
正解:c. 内臓脂肪蓄積(ウエスト周囲径)
日本のメタボリックシンドローム診断基準では、内臓脂肪蓄積を示すウエスト周囲径(男性85cm以上、女性90cm以上)が必須項目であり、これに加えて血圧・血糖・脂質のうち2項目以上を満たすと診断される。内臓脂肪減少が病態改善の鍵となる。
正解:b. 腹囲またはBMI
特定保健指導では、まず腹囲(男性85cm以上、女性90cm以上)またはBMI25以上を基準とし、これに血糖・脂質・血圧の追加リスクと喫煙歴を加味して階層化する。リスクの数に応じて「動機付け支援」と「積極的支援」に振り分けられる。
正解:c. 積極的支援
特定保健指導では、追加リスクが少ない場合は原則1回の面接で行動計画を立てる「動機付け支援」、リスクが多い場合は一定期間継続的に支援する「積極的支援」が行われる。積極的支援の方がより手厚く、3か月以上の継続的な働きかけが行われる。
正解:d. HbA1c(ヘモグロビンA1c)
HbA1cは赤血球中のヘモグロビンに糖が結合した割合で、過去1〜2か月の平均血糖状態を反映するため、採血時の食事の影響を受けにくく長期的な血糖コントロールの指標となる。診断では6.5%以上が糖尿病型の基準の一つとなる。
正解:b. 収縮期140mmHgまたは拡張期90mmHg以上
診察室血圧では収縮期140mmHg以上または拡張期90mmHg以上が高血圧と定義される(家庭血圧では135/85mmHg以上)。減塩・適正体重の維持・有酸素運動などの生活習慣修正が降圧の基本であり、運動指導の重要な対象となる。
正解:d. 値が低いほど腎機能の低下を意味する
eGFR(推算糸球体濾過量)は腎臓が血液を濾過する能力を示し、値が低いほど腎機能が低下していることを意味する。一般に血清クレアチニン値・年齢・性別から推算され、CKDの重症度評価(G区分)の基本指標として用いられる。
正解:c. 高血圧
食塩(ナトリウム)の過剰摂取は体液量の増加などを通じて血圧を上昇させ、高血圧の主要な生活習慣要因となる。減塩は降圧と脳卒中・心疾患の予防に有効であり、日本人の食事摂取基準でも食塩相当量の目標量が定められている。